2013年8月4日日曜日

木の家に合うベッド


ベッド選びで重要なのはマットレス。
寝た状態で腰や肩など特定の場所だけに体重がかからないのが理想で、あとは体格でマットの硬度を選べばいいのだとか。
と、言われてお店で試しても、ちょっとの時間じゃ善し悪しや自分に合うかなんてわかりません。      1週間くらい試せれば良いのでしょうが、それをかなえる店やメーカーはあるのでしょうか。

そんなわけで、マットレス選びは迷いに迷いました。
コイルスプリングでふかふかのやつは、気持ち良いけど、柔らかすぎて腰が痛くなりそう。           では、ジェルスプリングでハイテクな感じのもの。これは疲れにくそうで良いかと思ったけど、なんか違う気が。
ならば、奮発して高いヤツか?とも思ったけど、それでダメだと目も当てられない。

結局、ある程度の値段なら寝心地の問題はクリアできると踏んだのですが、問題は見てきたベッドが木の家のイメージにどうも合わない気がして、木の家のやさしさや素朴さにマッチして、気持ちよく寝られて、予算内のものはないものか。と考えました。
そうなると、ゴージャスな感じのふかふかタイプでも、ジェルスプリングのハイテクなやつでもない。

そんな時に出会ったのが、IWATAの『ラークオウル』というマットレスです。

IWATA   http://www.iozon.co.jp

これは、カシミヤ、キャメル、ヤク、ホース、麻などの天然素材を使った積層構造のマットレスで、芯材にウレタンは使うけど、それ以外は獣毛を重ねてマットレスにしているというもの。金属スプリングやジェルなど化学的なものでなく、自然素材でできているのが特徴です。

自然素材=やさしい、素朴=木の家とつながり、ピンと来ました。

しかも、スプリングなどは使っていないので長く使ってクッション性が落ちたら、布団と同じように打ち返しができるといいます。

まさに理想とするマットレスでした。
これはいい!これにしよう!
問題なのは、一般の家具店などでは流通していなく、京都か東京のお店でしかお目にかかれないということ。
でも、ベッドを買うなんてそうそうないし、このチャンスとばかりに、京都まで出かけ念願のマットレスをオーダーしました。

さて、肝心の寝心地ですが、毎日快適です。
夜中に起きることもなく朝までぐっすり。寝起きも良いし、何度も寝返りを打つのもなくなりました。

見た目も派手さはなく、質感が無垢材と漆喰壁に合っています。
もしかすると、選んだ家具でベストな買い物だったかもしれません。




かかり綴じの糸は、紅白から色が選べます