2013年9月5日木曜日

階段の使い方



建築的な考え方では、階段は階下の床が持ち上がったものではなく、
上階の床が降りたものと考えるのが自然なんだそうです。
どんな理由によるかは忘れたので、気になる方は建築家に聞いてもらうとして、
その使い方については、建築の素人でも決められます。

単に上り下りのためだけでなく、合理性を求めるでもなく、
階段に遊びの要素を加えたり、ゆとりの空間と考えることはできないか。

例えば、階段と本棚を連動させてみる。




階段に十分な幅が確保できれば、そこは収納スペース兼読書のためのベンチにすることがきます。


またはこんな例も。




これは段差を棚スペースとしたもので、まさに階段をゆとりスペースと考えた好例と言えるでしょう。
ただし、住宅では簡単にマネできそうもない仕様ですが。

うちの場合、階段+本棚には憧れましたが、もろもろの事情で実現できませんでした。
でも、ただ実用的なだけの階段はつまらないし、開放的でなおかつ家全体のゆとり感を高められる階段が欲しいと考え、できたのがこれです。




踏板、桁、手すりのすべてがタモ材。
当初、開放感と強さのため、桁と手すりは鉄骨で、との予定でしたが、
『木でもつくれる!』という棟梁の一声でこんな階段に。

収納などの機能性はないけれど、玄関を入ってすぐ目につくそれは、スケルトン構造のため開放的で、ゆとりを感じさせるのに役立っています。

もちろん、太さ20センチもの桁による力強さや踏板の左右の支柱、スマートな手すりなど、そのすべてが独特の存在感を放っています。

『だれに見せても恥ずかしくない』と棟梁が言い切る自慢の階段。
わが家でその良さをいちばんに満喫しているのは、誰あろう愛犬かもしれません。








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