2013年10月15日火曜日
窓辺をいろどる
真っ白な外壁を、文字通り華やかにする「フラワーボックス」。
わが家の外観は、軒天などところどころに見える木が温かみを感じされてくれますが、
白壁にサッシ枠のシルバーだけではなんだか殺風景。
そんなわけで、2階の窓にフラワーボックスが欲しいとは設計当初からのオーダーでした。
住宅地では窓辺の風景は決して良い眺めだけではありませんが、これなら無粋な風景もいい感じにしてくれるし、窓を開けてすぐ草花の世話ができます。
よく欧風の家では鉄やステンレスでつくったデコラティブなものを見かけますが、いまどきの木の家にはマッチしません。
木の家にマッチするシンプルな造形ながら、野暮ったくならないこと。
そんなコンセプトに沿うために前板と底板はヒノキで誂え温かみを感じさせながら、
壁からのアームは、オリジナルのものをステンレスでつくってもらいました。
アームは、派手な造形ではないので取付けると目立たなくなりますが、よく観察するとシンプルな構造の中に、ステンレス加工の高い技術が見受けられます。
壁と前板に接合する台座とアームは直角になるので、溶接加工をしても不思議はないのですが、曲げ加工にすることでシャープな印象を確保しています。しかもアーム部分の板は中抜きにしているので、デザイン的な重々しさがない。
うーーむ。。見れば見るほど考えられた造形です。
ほんとうはもっと鉢植えの草花を置きたいのですが、育てるタイミングを外したので、賑やかにするのは次の季節の楽しみに。
それより何より、明日は台風で大荒れらしいので、鉢植えを避難させなければ。
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