2016年9月26日月曜日
どうする和室
お宅に和室はありますか?
これからの方、和室はつくりますか?
と、ここで、これからの方に大胆な提案です。
「あれば使うかも」とか「雰囲気がいいから」とか「見栄え的に」、
といった積極的でない理由で和室をつくるつもりなら、いっそ和室はやめませんか?
いえいえ、和室をなくしたほうがいいというのではなく、むしろ和室をちゃんとしたほうがいいと思うのでこんな言い方をしました。
よくマンションなどで洋室と和室が続き間になっています。他に寝室がないなら仕方がないとして、洋室と和室をつなげるなんて、ほとんど意味がないように思われます。
また戸建でも、配置をあまり考えず客間として和室をつくっても、ほとんどが物置部屋になったりします。
こうした原因がどこにあるかというと、和室をちゃんと落ちつける空間にしてないからだと思います。
では和室を落ちつきのある空間にするにはどうすればいいか。
まず、和室にカーテンはやめましょう。やはり障子です。目的に合わせ、月見障子か雪見障子を選ぶのも大切です。
次は照明。天井の照明はやめて床置きにするのがオススメです。その方が断然落ち着いた雰囲気になります。
そして、配置はなるべく家の奥にした方がいいでしょう。「奥に通す」と言いますが、言葉通りにした方が落ち着きが増します。
また、入り口も襖が全開になるようなオープンタイプではなく、半間幅くらいで奥の方にある方がいいでしょう。茶室のにじり口の考え方です。
やはり和室は、家の中でいちばん落ち着く空間であるべきです。
つくるならその役割を存分に発揮させましょう。
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