あっちを立てればこっちが立たない。
とかく家づくりは、どこまで進んでもどっちを選ぶかという選択が付いて回る。
いま、家づくりを進めている方も、過去にした方もそう思うのではないでしょうか。
わかりやすい例でいうと、土地選びがそうです。
利便性を選ぶか、または自然環境を選ぶか。
もちろん尺度は人それぞれなので標準化するのは難しいですが、土地選びではどちらを重視するかという状況に直面するでしょう。
もう少し進んだ段階の例を挙げると、プライバシーと解放感や熱効率のどちらを重視するかという問題も生まれてきます。
間取りを考える場合、家族ぞれぞれのプライバシーを重視するなら個室を壁で仕切ればいいのですが、すると、解放感や熱効率は悪くなります。
ですが、居室の仕切りをなくすと解放的になるけれど、宅内の音問題も発生してきます。
創で使う断熱材「セルロースファイバー」は、気密と断熱に優れ、同時に防音性にも優れます。つまり宅内の音を外に漏らさず、外の騒音も室内に伝えにくい。
ですが、防音性が高いゆえに宅内の音が響きやすいという状況になります。
開放的で、熱効率のために間仕切りを少なくしたけど、家族の生活音が思った以上にうるさくて落ち着かないということにもなりかねないのです。
というわけで、家づくりはいろんな角度からじっくり考えることが必要です。
または家づくりを済ませた先輩たちに聞いてみるのがベストかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿