2016年1月28日木曜日

技と工夫のアーカイブ19 『大屋根ささえる手仕事の家』 〜外構・庭づくり〜


『大屋根ささえる手仕事の家』 竣工:平成26年4月





外観は家の印象を大きく左右します。どんな人が住んでいるのか、個性的であるほど興味深くなりますが、それを豊かにするには外構や庭づくりが大きな役割を果たすと思います。

この住まいのいちばんの特徴は大屋根です。切妻屋根の片側が大きく伸びた形は、建物幅を大きく見せ、どっしりと印象を際立たせます。
そしてゆったりとした印象をより強く感じさせる要因が外構プランです。
玄関まで伸びるアプローチをスロープ状にしたのは高齢のおばあさんの安全のためですが、傾斜が緩やかで正面から建物に向かいまっすぐ伸びるので、遠近法により敷地が広く見え、結果的に建物も大きく見えるという効果が生まれました。
さらにオリジナルで作ったコンクリート打ち放しの門柱、山もみじや南天などの植栽が建物を彩ります。

満足の行く外構、庭づくりには敷地面積や環境、そして予算も関係しますが、わが家をより格好よく見せるために外構にこだわってみるのもいいかもしれません。





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